結婚式のプロフィールムービーを制作する際の3つのポイント
結婚式や結婚披露宴にはさまざまなイベントがあります。
イベントや演出のなかでも、新郎新婦を紹介するプロフィールムービーは、人気が高い定番のプログラムになっています。
結婚式に向けて、プロフィールムービーを作成することを検討している方もいらっしゃるかと思いますが、作成する際にはどのようなことに気を付ければよいのかご存じでしょうか。
そこで本記事では、結婚式や結婚披露宴でプロフィールムービーを作成する際に押さえておくポイントやムービーを魅力的にするアイディアなどを紹介します。
結婚式に向けてプロフィールムービーの作成を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
結婚式のプロフィールムービーとは?
プロフィールムービーを作成する際のポイントを紹介する前に、まず結婚式や結婚披露宴のプロフィールムービーがどういうものなのかを紹介します。
プロフィールムービーとは、参加した両親や招待ゲストへ向けて、新郎新婦が自分達のプロフィールをビデオに収録して発表するプログラムのことです。
結婚披露宴で食事を楽しんでいる序盤から中盤にかけて発表されることが多く、祝電を読むようなイメージで始まります。
参加者は食事を楽しんでリラックスしながら見るのが一般的で、ムービーに合わせて司会者が新郎新婦を紹介することもあります。
新郎新婦のそれぞれの出身地・性格・趣味・特技・お互いの第一印象・出会った場所などのプロフィールを参加者に紹介する内容であることが一般的です。
感動的な音楽や小さい頃の写真を背景に作成されることが多いので、新郎新婦のこれまでの成長を感じられる
新郎新婦はどのような人柄で、今までどのような人生を歩んできたのかをムービーで参加者に伝えることで、和やかな雰囲気を作り出すという役割があります。
また、作成したプロフィールムービーはDVDなどのデータに残せるようになっているので、記念品として自分達で保管する、あるいは両親にプレゼントすることも可能です。
プロフィールムービーの作成で押さえる3つのポイント
プロフィールムービーはプロの業者に制作を依頼する方法と、スマートフォンのアプリなどを使ってご自身で手作りする方法があります。
いずれの場合も、以下で紹介する3つのポイントを押さえることでクオリティが上がり、印象に残るプロフィールムービーに仕上がるでしょう。
ポイント①ストーリー性を意識して写真を選定する
1つ目のポイントは、新郎新婦のストーリー性を意識して写真の選定や順番決めを行うことです。
プロフィールムービーは、写真やメッセージを組み合わせて作るという方法が一般的です。
新郎新婦の生い立ちや成長が感じられるような写真を選んで、ムービーにストーリー性を持たせることで、見ている参加者は新郎新婦のこれまでの歩みを理解しやすくなります。
大人になってからの写真だけではストーリー性がなく成長が感じにくいので、赤ちゃんの頃・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学・社会人になってからなど、年齢ごとの写真をバランスよく用意するようにしましょう。
また、プロフィールムービーの全体の長さは3~5分ほどが目安とされています。
写真が表示されている時間は1枚あたり5~10秒ほどなので、用意する写真の枚数は、新郎新婦それぞれで10枚ほどにするのがよいでしょう。
写真を選ぶ際は、なるべく情景がわかるものを選ぶのがおすすめです。
たとえば、幼稚園時代の写真は入園式や卒園式、学生時代の写真は入学式や部活の写真、大好きな趣味がある場合は趣味に熱中している写真などを選ぶと情景がわかりやすいでしょう。
一方で、プロフィールムービーにはあまり向いていない写真もあります。
顔がアップになっていて情景がわかりにくい写真だと当時の情景が分かりにくくなってしまいます。
また、表情が笑っていない写真だと、お祝いの席にはあまりふさわしくないということが考えられるでしょう。
そのため、どの写真を選んだらよいのか分からない場合は、パートナーの方や家族の方に相談しながら、とっておきの10枚を選ぶことをおすすめします。
ポイント②忌み言葉や砕けすぎた表現を避ける
2つ目のポイントは、忌み言葉や砕けすぎた表現を避けることです。
縁起が悪く不幸を連想させる言葉である忌み言葉は、結婚式のような慶事では使ってはいけないとされています。
また、砕けすぎた言葉を使ってしまうと、人によっては嫌悪感を抱いてしまうことや、感動的な雰囲気を壊してしまうことが考えられます。
そのため、プロフィールムービーでは下記のような言葉・表現は使わないようにしましょう。
別離を連想させる言葉 |
切れる、離れる、別れる、切る、割れる、飽きる、消す、嫌うなど |
再婚を連想させる言葉 |
再び、再度、再三、戻る、繰り返す、繰り返し、二度、二回など |
不幸や死を連想させる言葉 |
負ける、病む、飽きる、捨てる、悲しむ、滅ぶ、忙しい、忘れるなど |
同じことを繰り返す重ね言葉 |
重々、またまた、しばしば、わざわざ、たまたま、重ね重ね、度々など |
砕けすぎた表現 |
ぶっちゃけ、きしょい、やばい、きもい、うざい、しょうもないなど |
上記はあくまでも一例で、他にも多くの忌み言葉や使用を避けたほうがよい表現があります。
普段何気なく使っている言葉が忌み言葉になっていることも珍しくないため、プロフィールムービーのメッセージを考える際は、言葉を一つひとつ確認するようにしましょう。
ポイント③写真の雰囲気に合ったBGMを使用する
3つ目のポイントは、新郎新婦の写真の雰囲気に合ったBGMを使用することです。
プロフィールムービーでは、写真やメッセージにあわせてBGMが流れるのが一般的です。
ムービー内でずっと同じBGMを使用することも可能ですが、写真が切り替わるタイミングでBGMが切り替わると、より感動的な演出ができるようになります。
写真に合わせてBGMを切り替える際は以下のようなものがあります。
プロフィールムービーの写真に合わせたBGM
- ・幼少期:オルゴールなどの優しい印象の曲
- ・学生時代:アップテンポで元気が出るような明るい曲
- ・社会人以降:落ち着いた雰囲気のクラシック調の曲
プロフィールムービーを魅力的にするアイディアの例
プロフィールムービーの内容は人によって異なりますが、作成する際にさまざまなアイディアを加えることで、自分たちだけの魅力を演出できるようになります。
プロフィールムービーのアイディアの例には以下のようなものがあります。
アイディア①使用する写真の時系列を逆にする
1つ目のアイディアは、使用する写真の時系列を逆にすることです。
プロフィールムービーに使用する写真は、小さい頃の写真からスタートして大人の写真で終わるような、成長の過程を意識するのが一般的です。
しかし、順番をあえて逆にして、現在の大人の写真からスタートして、だんだん小さい頃にさかのぼっていくような演出も感動的な印象を与えられます。
ムービーの最後で、産まれたばかりの頃の写真がスクリーンに表示される演出は非常に感慨深く、両親の涙を誘うことでしょう。
アイディア②ユーモアを取り入れる
2つ目のアイディアは、ユーモアを取り入れることです。
両親が泣いてしまうような湿っぽい演出をしたくない方や、両親にもゲストにも笑顔で送り出してほしい方にはこの方法がおすすめです。
プロフィールムービーで感動を誘うのではなく、笑いを誘うのもよいかもしれません。
たとえば、部活動で大会に出ている写真とともに「1回戦負けでした」とメッセージを入れることや、コミカルなBGMを流すだけでも、ムービーの雰囲気は明るいものになります。
もし、明るくユニークな結婚式にしたい場合は、このようなユーモアを取り入れることで会場の雰囲気を変えられます。
アイディア③参加したゲストの写真を多く取り入れる
3つ目のアイディアは、参加したゲストの写真を取り入れることです。
参加しているゲストと撮影した思い出の写真を多く使用することで、ゲストが新郎新婦と過ごした日々を思い出しながらムービーを見るため、大きな感動を与えられます。
特に、ゲストが覚えていないような昔の写真や、こっそり撮影した写真などを使うと、驚いて盛り上がることでしょう。
また、結婚式に参加するために遠くから来てくれた恩師や、久々に会う友人がいた場合は、思い出の写真と合わせてメッセージを入れることもおすすめです。
たとえば、「〇〇先生、本日は遠路はるばるありがとうございます」「〇〇君、久しぶりだね。今日は来てくれてありがとう」といった感謝のメッセージをいれると、より感動的な演出になります。
プロフィールムービーを作成する際の3つの注意点
プロフィールムービーを作成する際には、万が一のトラブルを避けるために、結婚式当日までに作成が間に合わないということや結婚式の雰囲気を壊さないために気を付けておく注意点もいくつか存在します。
せっかくの幸せな結婚式を最後まで楽しい気持ちで終えられるよう、事前に注意点を確認しておきましょう。
具体的な注意点は以下の3つです。
注意点①著作権に配慮する
1つ目の注意点は、著作権に配慮することです。
プロフィールムービーにオリジナリティを出すために、映画やドラマの映像を使用することやテレビで流されているBGMを使用したいと考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、このような行為・演出は著作権侵害となるので使用できません。
すべての映像やBGMなどが使用できるわけではないので、プロフィールムービーを作成する際は、著作権を侵害していないかを必ず確認するようにしましょう。
どうしても使いたいBGMがある場合は、権利関係の申請手続きをしてもらえるかどうかを結婚式場に確認しましょう。
注意点②自己満足のムービーにしない
2つ目の注意点は、自己満足のムービーにしないことです。
プロフィールムービーは自分の成長の過程や参加者への感謝のメッセージを入れるのが一般的です。
参加者はプロフィール映像を見て新郎新婦の人柄や成長を確認するので、写真だけを流すような演出や奇抜すぎる演出などは控えるようにしましょう。
プロフィールムービーは、参加者全員に自分の成長を見てもらうために作成するものです。
そのため、一部の参加者が分からないような内輪ネタなどは、なるべく最小限に抑えるようにしましょう。
注意点③余裕をもったスケジュール設定で制作を進める
3つ目の注意点は、余裕をもったスケジュール設定で制作を進めることです。
プロフィールムービーを作成する際にスケジュールを立てずに進めてしまうと、時間に余裕がなく、結婚式の予定日のギリギリで完成することも考えられます。
結婚式はプロフィールムービーの作成以外にもさまざまな準備が必要なので、いつまでに「写真を用意する」「BGMを決める」「構成や演出を考える」といったスケジュールを立てるのがおすすめです。
また、プロフィールムービーが完成したあとは、必ず自分たちで映像をチェックしましょう。
特にチェックしたいのは、「プロジェクターに写るサイズに問題はないか」「BGMはちゃんと流れるか」「使用している写真やBGMが著作権を侵害していないか」、などのポイントです。
プロフィールムービーはアイディア次第で演出が変わる
プロフィールムービーは結婚披露宴では定番になっている人気の高いプログラムです。
プロフィールムービーを作成する際は、これまでの成長の過程を写真で紹介しつつと、両親や参加ゲストに感謝のメッセージが伝えられるような構成を意識するようにしましょう。
また、映像やBGMの著作権を侵害しない配慮や、忌み言葉や砕けすぎた表現は使わないことも意識するようにしましょう。
プロフィールムービーは自分で作成することもできますが、構成なども含めて業者に依頼・相談することも可能です。
インプルーブでは、結婚式や結婚披露宴で流すプロフィールムービーの作成にも対応しています。
プロフィールムービーの作成や構成にお悩みの方は、まずは一度ご相談ください。
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