ウェディングムービーの自作はできる?作り方やよくある失敗
結婚式を予定しているカップルのなかには、自分でウェディングムービーを作成できるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
業者に作成を依頼すると費用がかかるため、なるべくコストを抑えてウェディングムービーを用意したいものですよね。
そこで本記事では、ウェディングムービー自作した場合の特徴・メリットや作り方、よくある失敗例などを紹介します。
結婚式や披露宴で使うウェディングムービーを自作するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- ウェディングムービーを自作した場合の3つの特徴・メリット
- 特徴①費用が抑えられる
- 特徴②自由な構成で制作できる
- 特徴③何度でも作り直しができる
- オープニングムービーの作り方
- エンディングムービーの作り方
- ウェディングムービーの自作でよくある6つの失敗
- 失敗①文字が見えづらい
- 失敗②映像の端が切れてしまう
- 失敗③作成した動画の再生ができない
- 失敗④写真の加工ができていない
- 失敗⑤動画内で使われている音楽の使用許可を得ていない
- 失敗⑥結婚式場ごとのルールに動画が沿っていない
- ウェディングムービーの自作をした際によくある失敗のケース
- ケース①字幕の文字が小さく
- ケース②ウェディングムービーをテストすると上手く再生されていない
- 結婚式のウェディングムービーを自作する場合は事前確認が重要
ウェディングムービーを自作した場合の3つの特徴・メリット
ウェディングムービーを自作する場合、業者に依頼して作成するものとは違う特徴やメリットがあります。
ウェディングムービーを自作した場合の主な特徴・メリットは、主に以下の3点があります。
特徴①費用が抑えられる
1つ目の特徴は、費用が抑えられることです。
通常、業者に制作を依頼する場合の費用の相場は10万円以上となっており、結婚式場と提携している業者に依頼すると20万円近くかかることもあります。
その代わり、納品される動画の品質も非常に高く、依頼してからの納期も短いという特徴があります。
しかし自作をする場合であれば、編集作業ができるパソコンと動画編集用のソフトを使ってウェディングムービーを制作することが可能です。
クオリティは多少落ちてしまうかもしれませんが、フリーの動画編集ソフトを使えば無料で動画の編集が可能です。
編集作業自体に慣れていないと作業時間が長くなることもありますが、そこまで高いクオリティを求めない方にはおすすめです。
また、ウェディングムービーの作成は友人や知人に依頼することもできます。
友人・知人との関係性にもよりますが、業者に依頼するよりも安い制作費で請け負ってくれる可能性もあります。
特徴②自由な構成で制作できる
2つ目の特徴は、自由な構成で動画を作成できることです。
業者に制作を依頼した場合、多くの動画制作会社ではテンプレートの活用を勧めてきます。
完全オーダーメイドでウェディングムービーを作成することも可能ですが、テンプレートを使うことで作成の手間を大きく削減しコストを抑えることができます。
そのため、場合によっては希望通りの構成で動画を作れない場合もあります。
たとえば、新郎新婦の好きな映画のオマージュ風にしたいという希望や、デザイン性の高いカットや構成にしたいという希望がある場合だとコストが高くなる傾向があります。
その点、ウェディングムービーを自作する場合であれば構成を自由に作成でき、こだわりを反映させた唯一のウェディングムービーを作り出すことができるでしょう。
特徴③何度でも作り直しができる
3つ目の特徴は、気に入らない場合は何度でも動画を作り直せることです。
ウェディングムービーの制作を業者に依頼をした場合、2回程度は動画の作り直しができることが多いです。
しかし、何度も作り直しを依頼すると、それだけで費用が上乗せされてしまい結果的に大きくコストがかかったということになりかねません。
そのため、希望に沿っていない動画であっても、「追加料金がかかってしまうから修正を諦めよう」と考える新郎新婦もいます。
自作でウェディングムービーを作るのであれば、一度作ったものを納得がいくまで何度でも修正して、希望通りの動画を作成できます。
ただし、動画編集作業に慣れていないとウェディングムービーの作成に時間がかかってしまうことも考えられます。
結婚式はウェディングムービー以外にもさまざまな準備があるため、あまりにこだわりすぎると他の準備が進まないことも考えられるので注意しましょう。
オープニングムービーの作り方
オープニングムービーは、新郎新婦が披露宴の入場前に流して場を盛り上げる役割を持った動画です。
新郎新婦が入場の盛りあげる役割を担う動画のため、オープニングムービーの自作を進める際は2分~2分半程度にまとめるようにしましょう。
また、ただ単に写真や動画をつなぎ合わせるだけでは盛り上がりに欠けるため、まずはテーマを決めて動画の構成を考えます。
テーマは2人の好きなものや個性を出せるものにすることで、思い出に残りやすく動画作成時のモチベーションも上がるでしょう。
動画編集ソフトを使って自作する場合であれば、早い場合だと1日程度で完成することもあります。
エンディングムービーの作り方
エンディングムービーは、結婚式の最後に参加してくれたゲストの名前やメッセージなどを流して、披露宴を締めくくる役割を持った動画です。
エンディングムービーを自作する際は、動画で流す曲とゲストへのメッセージを中心に考えていくことをおすすめします。
定番の作り方だと、ゲストへのメッセージが流れる背景にうつす新郎新婦と家族やゲストの写真を考えながら作成していきます。
メッセージは20~25文字程度に抑えて、人によって文字数に差が出ないよう、注意しましょう。
▼こちらの記事ではウェディングムービーの種類について詳しく解説しているのであわせてご覧ください。
ウェディングムービーの自作でよくある6つの失敗
ウェディングムービーの自作に慣れていない場合、さまざまな失敗をすることが考えられます。
ここからは、ウェディングムービーの自作でよくある6つの失敗を紹介します。
失敗①文字が見えづらい
特に文字が小さい、背景と文字の色が同化してしまい見えづらくなることが多いです。
ソフトを使って作成した際には文字が見えづらいとは感じなかった場合でも、結婚式のスクリーンを通してみると見えづらく感じることもあります。
文字の背景に影を付けることで、文字を際立たせることができるため見やすくできます。
失敗②映像の端が切れてしまう
2つ目の失敗は映像の端が切れてしまうことです。
パソコンで確認をした際に画面にちょうど収まっていても、会場で再生をすると端が切れてしまうことがあります。
原因としては、端末によって映像を表示できる面積が異なることがあります。
事前に、途中段階でもいいので作成した動画を実際の会場で試しに流してもらうことで、動画が画面にちょうど収まっているか確認することができます。
失敗③作成した動画の再生ができない
3つ目の失敗は再生できないことです。
自作で動画を作成・編集する場合は、パソコンで作業をする方が多いです。
その際、MP4などパソコン用の形式でDVDにしてしまうと会場のプレイヤーで再生できない可能性があります。
結婚式場の中には、データ保護の観点から作成した映像をデータでは持ち込めないことも多いので、さまざまな機器に対応できるDVD-Video形式で保存しましょう。
失敗④写真の加工ができていない
4つ目の失敗としては、写真の加工がうまくできていないことがあります。
たとえば、写真を取り込み元の大きさより拡大すると、画質が落ちてピンボケしてしまいます。
まだ、画像のデータを無理に引き延ばしてしまうと写真が縦や横に伸びた状態になって写真の縦横比率が崩れることがあります。
画面に大きさを合わせるために拡大をするとどの人が映っている写真なのか判別がつかなくなる可能性もあるので注意しましょう。
特にスマホの写真を使う際には、パソコンとスマホの画面比率が異なるのでこまめに確認することをおすすめします。
失敗⑤動画内で使われている音楽の使用許可を得ていない
5つ目の失敗は、動画内で使われている音楽の使用許可を得ていないことです。
音楽には著作権があり、勝手に使用することは禁止されています。
もし、市販の音楽を動画内で使用する場合は著作権管理団体に、結婚式場や業者を通して使用許可の申請をすることが必要です。
フリーの音楽を使用することや動画とは、別に音楽を会場で流すなどの手段もあります。
失敗⑥結婚式場ごとのルールに動画が沿っていない
6つ目の失敗は、結婚式場ごとのルールに動画が沿っていないことです。
多くの式場では、当日スムーズに動画が再生できるように、自作のウェディングムービーを持ち込む場合の作成ルールを設定しています。
画面の比率や、動画の再生時間は何分までといったルールが決められている場合が多いです。
式場ごとの作成ルールを知らないまま作ってしまうと、後で動画の修正が必要になってしまうため、事前に確認しましょう。
ウェディングムービーの自作をした際によくある失敗のケース
実際にウェディングムービーの自作をした際によくある失敗のケースはどのようなものがあるのでしょうか。
ケース①字幕の文字が小さく
家族やゲストはもちろんですが、遠方に住んでいる祖父母も結婚式に参加してもらいました。
新婚旅行に向けて結婚式の費用を抑えたかったため、ウェディングムービーについては自作をしました。
思い出の写真や映像を多く盛り込んだのですが、テンポよく作ることばかり考えすぎてしまったため字幕の文字数が多くなってしまい文字が小さくなってしまいました。
後で親から祖父母が見づらそうにしていたことを聞き、字幕の見やすさにも注意をすればとよかったと後悔しました。
ケース②ウェディングムービーをテストすると上手く再生されていない
プランナーの方に自作のウェディングムービーは再生できるか試した方が良いとアドバイスをもらいました。
実際の会場で映像を再生すると、音声が途切れ箇所によってはスロー再生のような形になっていました。
また、映像と音楽もずれてしまっていて見づらい動画になっていました。
会場の方に見てもらうとDVD化する際の形式が間違っており、データの変換を行うと上手く再生することができました。
結婚式のウェディングムービーを自作する場合は事前確認が重要
いかがでしたでしょうか。
ウェディングムービーを自作した場合の特徴やよくある失敗について紹介しました。
ウェディングムービーを自作することによって、費用も抑えながら自由な構成で納得いくまで作成することができます。
ウェディングムービーを自作する際にはよくある6つの失敗に注意をしながら作成しましょう。
ウェディングムービーの完成後は、余裕をもって実際の会場でテストすることをおすすめします。
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